2006年11月アーカイブ

 海外への情報発信を強化すべきという問題意識は政府も持っているようで、通信・放送の在り方に関する懇談会においても議論がなされております。

 それによると、外国人向けの国際放送をNHK・民放との出資による新会社で行う方向で、2009年からの放送開始を目指すことになっております。
放送内容としては、日本への観光需要を喚起するもの、日本の文化(伝統文化・アニメ・ポップカルチャーなど)を訴求するものになると想定されます。

 関西としてもこれらの動きに取り残されることなく、関西としての情報発信の在り方について真剣に議論すべきときに来ているのではないでしょうか。

 少しでも多くの外国人に関西に来訪して頂こうと3年に亘って海外向けプロモーションを進めておりますが、プロモーションにはアフターフォローが重要であることを実感しております。

 今回は、このアフターフォローにおける情報発信事業の意義について考えてみたいと思います。

 海外に向ってのプロモーション活動は概ね、海外に出向いていってプロモーションする「ミッション」の活動と、キーパーソンに実際に関西に来訪して体験実感してもらう、「ファムトリップ」の2つの形態に大別されます。

 国際観光のプロモーションにおいては、我々のみならず、自治体や各種団体がさまざまな形態で凌ぎを削っているところですが、つきつめると2つのいずれかになります。

 ところが、この2つだけでは、なかなか送客に結びつかないことも3年間の活動で分かってきました。ミッションやファムトリップは、大規模な予算と多大な労力をかけて、相手国に訴えるわけで、それはそれで大変効果があるのですが、いかんせん、いくら長くても数日間といった瞬間的なものです。実施した直後とその後しばらくは、良いのですが、だんだん人間というものそのときの実感や思いというものを忘れてしまうのです。

 従ってミッション、ファムトリップでせっかく構築した人間関係がそのまま音沙汰なしになってしまう例が数多くあります。大変勿体無いことです。

 この問題を解決する方法はただ一つ、アフターフォローという形で定期的に連絡を取り合って、構築した人間関係を常にホットに保つようにすることです。当たり前のことですが、定期的に連絡を取っていれば海のむこうの人も気軽に相談しやすくなりそこからビジネスに結びつく可能性も開かれてきます。

 幸い、海外の方と交わした名刺には、メールアドレスが書かれています。それを使わない手はないでしょう。具体的にはそのメールアドレスに向って常にホットなネタを発信して、関係を生きたものにしておくことが、実際の送客に繋がる地道な活動と言えます。メールで発信している限りは、配信にかかるコストもほぼゼロです。

 ミッション、ファムトリップのアフターフォローとして、実際に名刺交換した海外のキーパーソンに対し、ホットなネタをメールマガジンで配信する事業、これにぜひ今後取り組みたいと考えております。

韓国観光公社が運営しているサイトを優良事例として簡単にご紹介します。

http://www.tour2korea.com/

 まず、TOPページを開いていただくと、旬な情報、今だったら紅葉の情報が出てきます。

 また、相手国の好みに合わせてコンテンツの内容を変えています

 例えば日本向けには、韓流ドラマを前面に押し出しています。

 また、エリア毎に観光地を紹介するのみならず、施設の種類毎、特定のテーマ毎、といった、見る人の興味に合わせてさまざまな方法で情報を得ることが出来るように工夫されています。

 また、ユーザ登録すれば、質問をしたり、メールマガジンを配信したりと、双方向でのやりとりにも工夫がされています。

 ぜひ一度アクセスしてみてください。

 ホームページで情報発信というと、「自治体とか観光協会とかが既にやっているのに、今更なんでやるの?」とか「関西にはKansai Window」があるのに何でまた同じことをするの?」といったご批判があるかも知れません。今回は上記のような考えをされる方に何故必要なのかを少し話したいと思います。

これは実際に我々がお付き合いしている、海外の旅行会社等から聞いた話です。
・関西のことをお客様に手っ取り早く知ってもらうためのホームページがない。
・いろいろなサイトがあるが、情報が多すぎてよく分からない。
・どの情報が新しい情報なのか更新が少ないので良く分からない。
・相談したいことがある場合にどこに聞いて良いのか分からない。

 つまり既存のそれぞれのホームページは立派なのですが、必ずしも海外の方の要望を満たしているとはいえないのです。

我々はこれらの要望に応えるべく、
・動画・写真等を中心に分かりやすいサイト
・ページ数は少なく簡潔に、頻繁に更新され、旬な情報が分かるサイト
・海外の方と双方向にやりとりが出来るサイト

を作ります。

 KITでは今後、情報発信事業に力を入れていきたいと考えており、現在準備を進めているところです。本コーナーでは本事業について思うところを述べたいと思います。

 具体的には、インターネットを使った情報発信を指します。

 主に我々が普段からお付き合いしている海外の政府関係者・旅行代理店等に対して、関西のタイムリーな情報をホームページやメールマガジンで提供したり、活動状況をブログにて紹介したりしたいと考えております。

 また、質問箱を使って、いろいろな意見をいただけるようなしくみも用意して双方向にやりとりが出来るようにしたいと思います。

 もちろん、ご支援頂いている会員の皆様や業界関係者の方々にも合わせて情報提供をしたいと考えております。

ぜひともご期待下さい。

本部長メッセージ

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 私は、大阪国際会議場内にあるオフィスで仕事をしています。ここ大阪国際会議場では日々セミナーや会議などが開催され、大盛況といったところです。

 そのなかでとりわけ中国関係のものが、最近は多く目につきます。やはり、中国の経済発展が著しいことの反映からでしょう。

 中国には出張その他でよく行きますが、日本のバブル期のような建設ラッシュにはびっくり。北京オリンピック、上海万博の後はだいじょうぶかなと思ったりします。でも、だいじょうぶなようです。

 つい先日、大阪国際会議場であった中国市場に関するセミナーで、日本、アメリカの専門家がリセッションはあっても一時的なもので、その後も成長軌道を維持するだろうとの見解。

 国際インバウンドも、これからますます中国からのお客さまに期待できそうです。

多田

 今年3月、KIT主催FAMトリップに参加頂いた実施中国青島華青国際旅行社様からの依頼により、山東省維坊市人民政府の方々の関西視察が実現しました。

 今回の先方様がご希望の視察テーマは「関西の先端の建築」。そこで、KITセンターでは積水ハウス梅田オペレーション株式会社様、京都駅ビル開発株式会社様のご協力のもと、11月16日新梅田シティ(空中庭園展望台)、17日京都駅ビルをご視察いただきました。

 おかげさまで、双方、当初の予定時間を越える熱心な視察となり、山東省維坊市人民政府の方々は大変満足され、次の目的地の浜松に向かわれました。

 11月14日から16日の3日間、関西広域連携協議会主催の上海関西観光セミナーに、本センターの関西観光親善大使 本堂亜紀が招聘されました。セミナーには上海の旅行社14社29名、新聞社1社1名が参加、関西各自治体の熱心な招致PRに熱心に耳を傾けました。

 その後の懇親会では、上海市旅遊事業管理員会 助理調研員の周愛梅様にご出席頂くなか、舞妓の京舞の披露などとともに、日中の観光関係者が和やかに意見を交換しました。


11月9日 臨時総会

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 11月9日大阪市内(中之島センタービル内)において臨時総会を開催しました。今回の主な議題は「関西国際観光推進センターの期間終了後のあり方」について。

以下のとおり決定しました。

1.組織の存廃および期間について
 2010年3月末まで当センターの組織を継続する。
 但し、年度の区分は、
 
 平成19年度(第4期年度)(06年12月?08年3月)
 平成20年度(第5期年度)(08年 4月?09年3月)
 平成21年度(第6期年度)(09年 4月?10年3月)

 とする。

2.活動の基本方針について

 関西の観光インバウンド推進の核となる機関として、戦略立案機能を強化する。

 ○ビジット・ジャパン・キャンペーンとの連携事業を拡充し、関西一体での広域プロモーションを展開する。
 ○マーケティングを生かしノウハウの更新・充実を図るとともに、地域への情報提供を推進する。
 ○情報発信戦略・事業を強化する。
 ○地域としての窓口機能を充実させる。
 ○観光受け地としてのインフラ・ホスピタリティー向上に関する提案を行う。

 なお、事業実施にあたっては既存広域連携組織との連携・協力を徹底する。

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